不定愁訴（ふていしゅうそ）を知っていますか？
カラダがだるい、頭が痛い、イライラする、眠れない…
自分では原因がわからないカラダの不調を感じていたら、
それは「不定愁訴（ふていしゅうそ）」かも。
「よくあること」、「気のせい」などと決めつけてしまわず、
ご自分の症状や原因を知り、改善をめざしましょう。
なかなか原因を特定できないカラダの不調、「不定愁訴」
不定愁訴（ふていしゅうそ）とは、一般的な日常会話ではあまり使われない言葉ですが、その意味は「不快や違和感を口に出して容認すること」というものです。具体的な原因がはっきりとわからないまま、なんとなく体調が悪いと感じる状態を不定愁訴（ふていしゅうそ）と言っています。 実際に、不定愁訴を抱えている人は多く、成人の約20〜30％が不定愁訴を経験していると推定されています。
不定愁訴によくみられる症状は？
不定愁訴によく見られる症状は個人によって異なりますが、以下に一般的な症状をいくつか挙げます。
1.疲労感や倦怠感
持続的な疲労感や体力の低下を感じることがあります。
2.筋肉や関節の痛み
体のさまざまな部位での痛みや不快感が起こります。
3.頭痛
なんとなく続く頭痛や頭部の圧迫感を感じることがあります。
4.睡眠障害
眠りが浅くなったり、寝付きが良くなかったり、中途覚醒が頻繁に起こります。
5.消化不良や胃腸の不快感
食欲不振や胃痛、腹部膨満感などが起こることがあります。
6.不安感やイライラ感
持続的な不安や神経質さ、イライラ感を感じることがあります。
7.気分の落ち込みやうつ状態
気分が沈んだり、無気力感や希望の無意識感を感じることがあります。
8.集中力の低下や記憶力の低下
注意力や思考力の低下、情報の記憶や維持に困難を感じることがあります。
これらの症状は、不定愁訴の特徴的なものであり、個人の経験や状況によって異なる程度や頻度で現れることがあります。また、これらの症状が他の身体的な疾患や心理的な問題と関連し、不定愁訴の症状が持続する場合は、医師に相談することをおすすめします。
不定愁訴の多くは自律神経の崩れから
不定愁訴の症状の多くは、自律神経の乱れから生じる可能性があります。自律神経は、心臓や血圧、呼吸、消化、睡眠などに自動的に体の機能を制御する神経系の一部です。以下に、自律神経の乱れが不定愁訴の症状にどのように関連しているかを説明します。
1.全般的な不調や疲労感
自律神経のバランスの乱れにより、交感神経と副交感神経の調節が乱れ、疲労感や倦怠感が生じる場合があります。
2.筋肉の痛みや不快感
自律神経の乱れが筋肉の緊張や緊張感を保ち、筋肉の痛みや不快感を感じることがあります。
3.頭痛やめまい
自律神経の調節の乱れにより、血圧の変動や血流の制御が影響を受け、頭痛やめまいが起こります。
4.睡眠障害
自律神経のバランスの乱れが睡眠の質やリズムに影響を与える、入眠障害や中途覚醒などの睡眠障害が現れる場合があります。
5.消化不良や胃腸の不快感
自律神経の乱れが腸の運動や消化機能に影響を与える、消化不良、胃痛、腹部不快感などが起こることがあります。
6.不安感やイライラ感
自律神経のバランスの崩れが、交感神経の活性化や副交感神経の低下と関連し、不安感やイライラ感が生じることがあります。
これらの症状は、自律神経の乱れによって調整される体の機能に関連しています。自律神経のバランスを整えるためには、ストレスの管理、適切な休息とリラクゼーション、適度な運動、良質な睡眠、栄養バランスとられた食事などが重要です。また、必要に応じて医師や専門家の意見を受けることもおすすめです。
不定愁訴と上手に付き合うには
不定愁訴と上手に付き合うためには、以下のアプローチがあります。
1.自己ケアを重視
自己の身体と心の健康に向けて、適切な休息や睡眠をとること、バランスの取れた食事を摂ること、適度な運動やリラクゼーション法を取り入れることなど、日常的な自己ケアを重視しましょう。
2.ストレスを正しく管理
ストレスを感じたときに自分自身を労り、リラクゼーションやストレス解消法を取り入れることが重要です。たとえば、深呼吸や瞑想、ヨガ、アロマテラピーなどを試してみると良いでしょう。
3.情報の収集と教育
不定愁訴についての情報を収集し、自分の症状や体調の変化を理解することが大切です。医師や専門家からのアドバイスを受けることも有益です。
4.サポートグループへの参加
同じような症状を感じている人々との交流やサポートグループへの参加は、情報交換や励まし受ける機会を提供してくれます。自分だけでなく、他の人々の経験やアドバイス注意してください。より良いサポート方法を見つけることができるかもしれません。
5.医師の指示に従う
医師や専門家の指示のもとに、適切な治療や管理方法を実践しましょう。 適切な医療ケアや必要な検査を受けることは、症状の理解と管理に役立ちます。
不定愁訴は個人によって異なる症状をおこすため、自分の状態に合わせた対策やアプローチを試してみることが重要です。
不定愁訴から疑われる病気
不定愁訴は、特定の身体的な原因が明確に特定できず、様々な症状が現れる状態を指すため、一般的には疑われる病気の範囲が広くなります。可能性のある病気や状態の一部を挙げますが、これらは一般的な例であり、個人の状態や症状には異なる場合もあります。
1.神経疾患
不定愁訴の症状は神経系の疾患と関連している場合があります。例えば、慢性疲労症候群（CFS）やファイブロミアルギア、多発性硬化症（MS）などが挙げられます。
2.自己免疫疾患
自己免疫疾患は、免疫系が正常な組織や細胞を攻撃することで、不定愁訴の症状が起こります。例えば、全身性エリテマトーデス（SLE）やリウマチ、甲状腺疾患などが考えられます関連あります。
3.精神疾患
不定愁訴の症状は、うつ病や不安障害などの精神疾患とも関連していることがあります。心理的な要素やストレスが症状の原因となることがあります。
4.内分泌異常
不定愁訴の症状は、内分泌系の異常やホルモンバランスの変化に関連することが起こります。例えば、甲状腺機能低下症や副腎疲労などが考えられます。
5.消化器疾患
消化器系の疾患 消化不良、胃腸の不快感や不快感が不定愁訴の症状と関連することがあります。例えば、過敏性腸症候群（IBS）や慢性胃炎などが考えられます。
不定愁訴の症状は多岐にわたるため、病気や状態を特定するためには、病歴の詳細や検査結果の評価が必要となります。原因や疾患の特定が行われる場合があります。
肩こりや頭痛、不眠、不安感、イライラ、焦燥感などが日替わりで襲ってくる不定愁訴は今まで治療院、病院でもあまり真剣に取り組まれてきませんでした。
でも一つ一つの症状は軽くても長期にわたって次々と襲ってくる不快感や痛みは本人を絶望の淵に追いやるのに十分なお悩みです。
やがて社会生活の異常をきたし、友人や家族までとも疎遠に成りかねない危険すら孕んでいます。
しかしながら中医学の”気”の概念を使うとそれらはいとも簡単に説明がつきます！
当プログラムでは現代人の煩雑な生活を理解した上でどなたでも取り組みやすいように環境や生活習慣、食事、運動までも工夫いたしました。
そして何より手厚いサポートが強みとなっています。
「一人でも多くの方を助けたい！」という熱い思いを叶えたいと思っています。
